こちらの記事は、弊社が参加する「日本を磨く会」で
日本全国の清掃業者向けに発行している会報
「日本磨き合い通心」に掲載頂いた内容となります。
弊社では、毎月清掃業者様向けのお役立ち情報として
今回のような技術的な事など発信しております。
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スエードのソファークリーニングを行ってきました。
「スエード」と聞くと、洗浄できないよね、
と思われた方もいるんじゃないでしょうか。
正確には人工スエードの張り生地です。
スエードは、分類としては皮革で、
スエード、バックスキン、ヌバックなど呼ばれる事のある張り生地です。
本来はそれぞれ違うものですが・・・、
お客様も、スエードっぽい?、バックスキン系?、なんて混同されてしまい、
ぱっと見、画像だけ、ではなかなか分かりずらいものです。
今回施工した張り生地は、
東レのエクセーヌ(ウルトラスエード)というブランドです。 ➡➡➡
他にも、旭化成のディナミカ(旧ラムース)というブランドもあります➡
数年前から、これらの張り生地のソファーを何度か施工しています。
スエード調の見た目や肌ざわりを好まれる人が多いのですね。
我々にとって何が良いかというと、『しっかり洗浄できる』点です。
これはメーカーホームページでも特徴として説明していました。
ざっくりいうと、布張りの工程と同じように洗浄しちゃいます。
本革補修の専門家も、スエード・バックスキン・ヌバックは洗えません。
と説明するそうです。
では簡単に・何も考えずに、洗剤まいて、ブラシで擦って、ウォンドですすいで、
でうまくいくかというと、なかなかそうもいかず・・・。
やはり、スエードの特徴である、吸水性の高さや、起毛を理解しておかないと、
ちょっとミスったかなと思われることがちょいちょい出てきてしまいます。
ソファーの張り生地の裏地がどのようになっているのか見る機会がないのですが、フェルトやパンチカーペットみたいに、表裏一体?の様な薄い状態ですと、
洗剤噴霧やすすぎ作業時の水分が、裏地まで到達しているのかどうかが少し心配なところです。
中身のクッションのウレタンやフェザーが湿っておかしくなった・・・、
といったお話しをまだ聞いていないので、もしかしたら大丈夫なのかなとも思いますが。
一般的な本革と合皮だけではなく、
スエードなどの特殊な生地においても、
本物に近い使用感で、しかもメンテナンスまでできるとなると、
大手メーカーの開発力は本当にすばらしいなぁと実感しました。

人口スウェードのソファー

洗浄後の汚水
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